モザンビーク共和国カーボデルガド州ペンバは海に近く、砂地が多いため、内陸部のように農業に適していない場所がほとんどです。でも、中流ー上流層の家が建てられている開発エリアではもともとあったカシューナッツの木を大規模伐採している土壌のため、我がスラム地区ナティティよりも、肥沃な土地です。
日本で、食べ物を買うお金がないから一つのパンを10人ぐらいで分けて食べていた話をすると、「畑つくればいいでしょ」と言われるのですが、上記理由により、日本のように、ちゃちゃっと畑をつくって野菜を作ることが難しいのです。
とはいっても、肥沃な土地でなくても、育つ植物があります。
栄養価抜群のモリンガ。最近、日本でも栽培している人がちょっとずつ増えてきているような・・・。モリンガはモザンビーク北部で自生しており、育成するには№1です。ただ、種から栽培すると、苗のときに、枯れてしまったり、大水で流されたりということがあって、モザンビークの農村に比べて、ナティティでは太い幹に簡単に育ってくれないです。土の力が違うんでしょうね。
それと栽培に成功しやすいのが、グァバ。ちょうど先日、2年以内に植えたグァバの実を食べるぞ!と、寺子屋キッズから連絡がありましたよ。
これから、もっとスラムの子供たちと育てられる食べられる木を育てていきたいです。