
園児のお駄賃や義援金、モザンビークに寄付 北九州の認定こども園
毎日新聞 2025/12/5
北九州市小倉南区の認定こども園「徳力団地幼稚園」(高原恵子園長)は4日、園児がお駄賃をためたり、園の行事で集めたりした義援金21万8808円を一般社団法人「モザンビークのいのちをつなぐ会」(榎本恵代表)に贈った。
同会はアフリカのモザンビークの北部にあるスラム地区で、子どもたちへの食料配布▽手洗い・歯磨き指導▽住民と一緒に手掘り井戸の設置――などの活動を続けている。
きっかけは、高原園長が2024年11月に榎本さんの講演を聞いたことだった。現地の子どもは1日に1食しか食べられないのに、小さなパンを分かち合う姿に心を引かれたという。
「自分の力を人の役に立てることがうれしいと思う子に育ってほしい」。そんな思いから、園は約6年前から園児と地域住民の交流の場「しあわせマルシェ」を開き、収益を災害被災地などに贈っている。今年9月には現地ディレクターでシンガー・ソングライターのNadja(ナジャ)さんを園に招いて歌と踊りを楽しんだ。榎本さんに「ごはんが食べられない日もあります」などとモザンビークの子どもたちのことを話してもらい、現地の子どもたちに義援金を贈ることになった。






















