「ナジャさん、起きて!」
朝5時前、太陽が昇るよりも早く、子どもたちはスラムの寺子屋に駆け込みます。お腹を空かせた子どもたちがディレクターのナジャを揺り起こし、朝ごはんをせがむ声。これが、私たちの日常の始まりです。

(寺子屋の扉を開けて、飛び込んでくる子どもたち)
モザンビーク北部・ペンバ市ナティティ地区。アフリカ最貧困国の中でも「忘れられた場所」と呼ばれるこのスラムで、私たちは13年間、子どもたちの命を守る活動を続けてきました。現在、寺子屋には500名もの子どもたちが通っています。
「15%の子どもが1日1食以下」という過酷な環境。
けれど、私たちの寺子屋に通う子どもの死亡率は、今年で6年連続ゼロを達成できる見込みです。
私たちが提供するパンが、確実に命を繋ぎ止めています。
ですが今、この「当たり前の営み」が揺れています。活動を支えてきた助成金が厳しくなり今後の活動の進め方を考え直さなくてはいけない状況。。。
お腹が空いていては、夢を見ることも、学ぶこともできません。
命を守る「パン」を届け続けながら、基礎教育を行い、さらに失業率7割超えのこの地で、溶接やメカニック、そして最新の「AI」という武器を子どもたちに手渡したい。
「生きのびる」のその先にある、「自立した未来」へ。
この歩みを末長く支えてくださる「マンスリーサポーター」を、50人募集します。

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寺子屋に通う子どもの死亡率をゼロに!
私たちの「寺子屋」は、<食べる・学ぶ・助け合う>を柱とする場です。これまで350名の子どもたちが通ってきましたが、紛争の影響で貧困が加速し、ここ3ヶ月で500名にまで子どもたちの数が増えました。
日々、子どもたちの過酷な生活に接する中で、今も耳から離れない言葉があります。寺子屋の創設時から通っているマルセーロの言葉です。彼は学校に通いながら鉄くず拾いで家計を支えていますが、数年ぶりに再会した父親は、すでに亡くなってかなりの時間が経っていました。
「メイさん、洗っても洗っても、においが取れない。どうしたらいい?」
細い手で自分の身体をこする彼が訴えていたのは、死への悲しみというよりも、死が日常に溶け込んでしまっているという「どうしようもない現実」でした。こうした環境で、子どもたちは死に麻痺し、ただ「今を生き抜く」ことだけに縛り付けられています。

(みんなの前で、発表を行なうマルセーロ。いまは立派な青年に成長しています)
生きるために、食べる。食べて、生きる。
5人に1人が5歳の誕生日を迎えられないという現実を少しでも変えるべく、私たちは「寺子屋」で毎日配食を行っています。朝にはパンを、夜には豆シチューを。年間約400万円の食費をかけ、毎日、欠かさず届け続けてきました。
もし配食がなければ、栄養状態が悪化するだけでなく、夜中に市場で豆を拾ったり、売春に走らざるを得ない女子が出てきたりと、子どもたちの健全な成長が損なわれてしまいます。
おかげさまで、私たちの寺子屋に通う子どもたちの死亡率は、今年で「6年連続ゼロ」を達成できる見込みです。
これは誇るべき実績というよりも、私たちの「祈り」がようやく形になった数字かもしれません。一個のパンを届け、手洗いを教える。その地道な積み重ねだけで、救える命がある。
寺子屋からは、ドイツに留学した子や、プロサッカー選手、大学生といった夢を追う若者も育っています。しっかり健やかに生きることは、夢を語るための絶対的な条件なのです。

(寺子屋での勉強。スタッフや、年長組、寺子屋OBOGみんなで勉強を教えています)
「理想」と「空腹」の狭間で。
しかし今、この活動は岐路に立っています。 活動資金の多くを助成金に頼ってきましたが、近年その獲得は非常に困難になっています。「配食」という支援はあまりにシンプルで、「社会変革のモデル」を求める現代の評価基準からは、こぼれ落ちてしまうからです。
「ただ食べさせるだけでは根本解決にならない」と指摘されることもあります。否定はしません。しかし、根本的に生きなければ、未来は存在しません。空腹を満たすことは、人間としての基本であり、何よりも大切にしたいことなのです。

(ディレクターのナジャとタデウ。病気がちだったタデウもしっかり成長中)
ディレクターのナジャは言います。
「大人は我慢できる。でも子どもは我慢できない。だから食べ物は子どもにあげたらいい」。
この「命の土台」を、不安定な助成金だけに委ね続けることは、もう限界です。だからこそ、マンスリーサポーターとして皆様の直接的なお力をお借りしたいのです。
「AI」という窓が、子どもたちの目を変える。
私たちが目指すのは、単なる救済ではありません。
命を守ったその先に、子どもたちが自らの力で生きていける「スキル」を渡すことです。 スラムの若者の失業率は70%を超えています。私たちは「技能訓練(寺子屋工房)」を立ち上げ、溶接や自動車整備の技術を教えてきました。
そして今、新たに挑戦するのが「AI教育」です。 最初は「まだパンが必要な子にAIなんて」と迷いました。でも、私たちこそ果敢に挑戦すべきです。タブレットを通じて世界と繋がり、最新のテクノロジーに触れることは、「自分たちも世界の一部であり、未来を作れる」という圧倒的な希望を子どもたちに与えます。
一個のパンで今日を生き、新しい学びで明日を夢見る。
この両輪が揃って初めて、貧困の連鎖は断ち切れると信じています。

(知的好奇心に火をつけるのが寺子屋。昨年はペンキでお絵かきも実施)
あと50人の「遠い親戚」を募集します!
道徳、食事、学び、技能訓練、そして緊急搬送まで。寺子屋は24時間、地域の駆け込み寺です。いただいたご寄付は、これらすべての運営費として、現地スタッフの愛情と共に大切に使わせていただきます。
現在、マンスリーサポーターは25名。今回の目標は、その仲間を「あと50名」増やすことです。 月1,000円から。その継続的な支援が、年間400万円の食費を支える土台となり、助成金の合否に左右されることなく「明日もパンがあるよ」と約束できる強さになります。
私たちは小さな団体です。政府のような巨大な資金はありません。ですが、スラムのど真ん中で住民と一緒に汗をかき、13年間誠実に活動を続けてきた自負があります。
子どもたちの「生き抜く力」と「明日を変える可能性」があなたにサポートされます。

(一年でいちばん楽しみにしている子どもの日にはみんなでビーチへ。環境保全教育を行っています)
「食べること」と「学ぶこと」。
一個のパンは生き抜く力になり、一回の授業は明日を変える可能性になる。
その両方を、来年も再来年も届けていくために。 モザンビークの子どもたちの、遠い日本の「親戚」のような気持ちで、仲間に加わっていただけないでしょうか。画面の向こうのあなたと、このスラムが「マンスリーサポーター」という細くも強い糸で繋がることを、心から願っています!

(寺子屋の子どもたち。総勢で500人にふくれあがっています)

(ディレクターのナジャを中心に子どもたちを囲む教育を行なうOGOB)




















