毎年、11月12月は病気で亡くなる若者が多いのですが、
今年もナティティ地区の身近な若者が数人病気で亡くなった師走。お葬式のサポートも行いながら寺子屋活動を続けています。
イスラム過激派の攻撃は減少しているものの、食糧難は続いています。まだまだペンバに避難してくる避難民が多数おり、コレラ等の感染症の予防策と、栄養状態の改善を続けていく必要があります。
2022年は、ナティティ避難民の家Casa de Pazの建築を進め、避難民も入居をはじめ、避難民の家に設置した手掘りの深井戸により、コミュニティの人たちにも安全の水のアクセスが可能になっています。
また念願の中古SUVも購入し、ナティティの救急車として当会の車が大活躍。
寺子屋カーのおかげもあって、今年は、寺子屋キッズ約350名みんな欠けることがなく、元気もりもりで、年を越せそうです。(昨年は、一番年少の女児が亡くなりました)
来年はもっと大勢の人を運べるバンも調達したいと計画しています。
避難民の家をもうひとつ、エスパンサオン地区に建築する計画でパースも作成していましたが
資金調達が困難になっており、これは2024年以降に延期。
限られた資金の中、「命を守る」活動を最優先事項にして、
●寺子屋キッズへの食料配布、公衆衛生、教育
●ナティティ避難民の家Casa de Pazの給水設備の強化
●避難民の家とコミュニティの子どもへの食料配布
●ナンプラ寺子屋の設備整備
を中心にして、活動を行っていきます。
皆さまが温かく、笑顔にあふれる年末年始を迎えられますように。