目的は、水系感染症の予防。
活動資金がまったくもって不足しているので、どこまで出来るのか、もっとコスト安くできるところはないか、試行錯誤を重ねながら作業を行っていきます。

◆背景
●気候変動の影響と感染症の発生…モザンビークでは気候変動の影響を受け、記録的な豪雨、サイクロン、洪水が発生し、雨季のパターンも変化。これにより致命的なコレラも発生し多くの人が命を落としている。
●コレラ・出血性結膜炎・麻疹・エムポックスの流行…コレラは爆発的流行。直近では、麻疹(はしか)の流行が始まっている。
●コレラ感染者数が危機的なペンバ…2022年9月1日から2024年2月25日までに、モザンビークではコレラの累積感染者数44,897人、死亡者数168人。
◆課題
ペンバ寺子屋、ナティティ平和の家ともに、大雨、豪雨時に敷地全体が水たまりに。30-50cmの浸水が1週間以上続き、水たまりがプールのようになっており、汚水タンク(汲み取らない式のぼっとん便所)の汚染物と混ざって、非常に不衛生な病原巣となる状態になっている。また、水たまりへの蚊の大量発生による、マラリア、デング熱の発生もあり。
◆解決方法
大雨、豪雨時に敷地に水がたまらないようペンバ寺子屋とナティティ平和の家の排水経路を整備。毎日の手洗いも実施。
◆裨益者
ペンバ寺子屋を利用する子どもたち350名+ナティティ平和の家の住人年間140名 合計:490名
(間接)ペンバ寺子屋と平和の家の深井戸利用者 400世帯(8000名) *活動において建築ライセンス等必要としない工事です。路地の排水管設置は地区長と打ち合わせ。