寺子屋キッズから毎日、今日あった出来事の写真や相談、知りたいことなどの
メッセージが届いているのですが、先日
「ナティティの海にクジラが漂着したと思って、みんなが集まったんだけど
とても大きなプラスチックだった。
こんなことは初めてだ。地球はどうなっているの?」
とメッセージが。
クジラが漂着することはたまにあって、肉を求めて、みんなが海に集まってきます。
今回も、そのクジラだと思い、みなウキウキと大急ぎで集まってみると。。。。
遠くから岸に流れ着いたのは、クジラではなくて、巨大なプラスチック。
天然ガス開発エリアから漂流してきたのでしょうか。。。
世界中でプラスチックゴミが問題になっていますが、モザンビーク北部でもその波が
やってきています。
今年に入って、「海が汚くなった。どうしたんだろう」との連絡が来ることもあったのですが
それにしても、巨大なプラスチックは、なんとも悲しい気持ちになってしまいます。
貧困エリアは地球環境の変化、例えば、気候変動の影響によるサイクロンの増加や
ゴミの漂着など、現地の人たちが、昔ながらの暮らしをしていても
地球全体の変化、開発の影響をもろに受けています。
そして、住環境やインフラも脆弱なため、
サイクロンで家が倒れた、洪水で家のものがすべて流された
海が汚れて魚が少なくなった。干ばつで作物がとれない。など生きることに
直結した問題となっています。
便利で守られた暮らしをしている先進国ではなかなか気づきにくいことが
ここ、ナティティでも起きています。
子どもたちは自然の変化をよく観察していて
故郷の自然、海、緑、生き物たちが減り、汚染されていくことを
まざまざと実感しています。
地球市民として、私たち一人ひとりが、自分自身の問題であると意識して
暮らしていかなければ、安易な文明化の悪影響の部分が
未来に暗い影を落としていきます。
なんとかしていかないと!