バガモヨでお世話になった音楽一家・ZAWOSE一家について。
しびれる音霊をもつ今は亡き、Hukwe Zawose について。
タンザニアのミュージシャン、フクウェ・ザウォーセ。
〈七色の声〉と評された優れた歌手であり、大型親指ピアノのイリンバや弓奏楽器である
イゼゼの名手でもあった彼は、人間国宝級のミュージシャンだったといっても過言ではない。
訪問したときにファミリーのおじさまが演奏してくれました。
モザンビークもかつては伝統的な音楽や楽器があったのだろうが
希薄になってしまっている。
西欧文明が入り、人の出入りが多くなり
民族固有の文化やモラルも、希薄になっています。
特に、当会の活動場所である、ペンバ。町のスラムは、道徳感が
崩壊してしまっています。
表記文化がないアフリカは、言霊で生きる知恵や、物語を受け継いできており
それらが消えてしまうのは、芸術面のみならず、暮らしのうえでも
大きなネガティブ・ポイントになっています。