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聾唖のマギーが「いただきまっす」を言った日。

生まれたときから聴覚障害があるマギー。
6カ国の孤児院とスラムの子どもたちで創るアートワークショップ
『THE ONE』 に参加する子どもたちを選ぶにあたって、
私たちはあえて、マギーを日本に招聘することにしました。

初めての飛行機、初めての海外、初めての外国の子どもたちとのコミュニケーション。初めてのことだらけで、マギーが可能性の扉をググっと開くことに期待したからです。

コミュニケーションはどうする?
何かあったらどうする?
障害をもっていると、やはり、新しいことに挑戦するチャンスが、健常者に比べてぐーんと少なかったりします。
だからこそ、マギーを日本に連れてきたかった。

マギーは耳が聞こえない分(少しは聞こえるようになっています)、感受性が強く、また感情の起伏が大きい。しかも使用言語がマクワ語とポルトガル語なので、まわりの人たちもお世話が大変になるかもしれませんが、日本での経験を大いに人生の糧にしてほしいと思っています。

なお、来日してからすぐに、マギーに集音器をつけてあげたら、ちょっと聞こえるようになっていてとても喜んでいました。
しかし、日本の環境は騒音が大きいので、集音器を外していることも増えている。

そんなマギーが、みんなの愛情と優しさで、ごはんのときに、「いただきまっす」を言った瞬間を見てください。